1. 自力で浮気(不倫)の証拠集めをする際のたったひとつのコツ
すべては「夫や妻のことをどれだけ理解しているか」の一言に収束します。
言い換えると、どれだけ旦那さんやお嫁さんの行動パターンや性格を理解しているかということです。
もう少し具体的な話をしましょう。ボイスレコーダー(ICレコーダー)を夫のかばんに仕掛けるとします。一般的には、かばんの底や側面のポケットに仕掛けることが多いです。しかし、あなたの夫がかばんの側面に文庫本や定期などよく出し入れするならば、かばんの側面に仕掛けるは不適切です。普段使わない内ポケットに入れたり、普段使わないエコバッグがあったらその中に隠すなどしなければいけません。また、ペン型やUSB型など見つかっても一見してボイスレコーダー(ICレコーダー)と分からないものを使うなどして保険をかけておくことも重要です。
基本的に浮気(不倫)中の夫や妻にとって一番浮気を知られてくない相手はあなたです。ですから、多くの浮気している人はあなたの些細な態度の変化や行動に敏感に反応します。ですから、もしあなたの仕掛けたボイスレコーダーを夫や妻が見つけた時、自分が浮気か不倫を疑われているか感づく性格。
まとめますと、自力で証拠集めをする場合、相手の性格や行動パターンを良く理解しておくこと重要です。夫や妻にあなたが浮気を疑っていることを悟られると、浮気の証拠を処分された上に浮気が水面下に潜ってしまい、自力での証拠集めは極めて難しくなります。また、探偵社に依頼する際も発見に時間がかかってしまい、調査費用が嵩んでしまいます。気づかれそうなら行動を起こさないが基本です。
2.ICレコーダーの主な3つの隠し場所
2.1.かばんに設置する場合
先程も述べましたが 夫や妻に気づかれないことが大切です。気づかれる可能性が高そうなら避けるべきです。旦那さんやお嫁さんの行動や性格を吟味してから設置しましょう。
一般的な設置場所は、バッグの形状や大きさにも依りますが以下の通りです。
- かばんの底:布が二重になっていたりするので細工をするのもありでしょう
- バッグの持ち手の中、取っ手の裏
- ポケットティッシュやハンカチ、エコバッグの中
- バッグのサイドポケット
音質はなるべく高音質のモードで録音することをおすすめします。かばんの横ポケットなど遮るものが少ない場所の方が明瞭に録音できますが、ハンカチにくるんだり鞄の底に入れる場合が多いと思います。このとき、録音する穴が基本塞がれますので、低音質で録音すると音がくぐもり、ノイズが大きくなってしまいます。また、できるだけボイスレコーダー(ICレコーダー)は固定することをおすすめします。固定しないと機種によっては布擦れ音などのノイズ音が大きくなってしまいます。ボイスレコーダー(ICレコーダー)は、ノイズキャンセルや音声自動調節機能がついた機種を使用することをおすすめします。先程も述べましたが、ペン型やUSB型などのボイスレコーダー(ICレコーダー)で保険をかけておいてもいいかもしれません。どのような機種があるかは浮気調査におすすめのICレコーダー7選をご覧ください。
2.2.車の中に設置する場合
かばんに設置するより比較的、夫や妻に発見されにくいのがメリットです。
- 後部座席のポケット
- 座席の下
- ティッシュケースの底
- ぬいぐるみの中
車の中に設置する欠点はエンジン音や走行音が録音されてしまうことです。特に、音声感知録音機能を持つ機種ではこららの音により録音が開始されてしまいます。また、ドライブデートなどの会話の録音の際は走行音が入って来るので、音声自動調節機能などが欲しいところです。低音質モードで録音してしまうと殆ど聞き取れない場合もあります。よって、かばんなどに仕掛ける時と同様に、ICレコーダーは高性能な機種を使うことをおすすめします。
2.3.自宅に設置する場合
上記の2ケースに比べると設置場所も多く、発見されるリスクもかなり低いです。自宅に浮気(不倫)相手を連れ込んでいるケースや、あなたの不在時に浮気(不倫)相手に電話していると考えられる時、非常に有効な手段です。設置場所の選択は比較的容易で、寝室と電話がよくされる場所(主にリビング)が基本です。ソファーやベッドの下、ご自身の鞄や服の中など旦那さんやお嫁さんが触りそうにならないところに設置するといいでしょう。また、録音さえできればいいのならば、多少のノイズが入りますが低音質モードでも十分使用に耐えるかと思います。この用途のみでしたら高性能な機種でなくてもよいので、好きな機種を選ぶといいでしょう。
どのような機種を使えばいいかは浮気調査に使えるICレコーダー7選をご覧下さい。
3.GPS調査の主な隠し場所と注意点
GPSの浮気調査はとにかく強力の一言に尽きます。自力で浮気調査する場合の要と言っても過言ではないでしょう。実際、GPSを使っての自力での浮気調査した時の詳細はサーチテックのGPS発信機をレンタルし自力で浮気調査をした実体験談を報告する(GNET-S)をご覧ください。
3.1.GPSの隠し場所
GPSは主に車の下にマグネットで固定することが多く、まず見つかりません。排熱で高温になる場所はプラスチックが溶けるため避けて設置して下さい。例外として、車のメンテナンス好きの方などには見つかりやすくなる傾向があります。そのときは、以下を参照にして下さい。
- 車の下にマグネットで固定
- 予備のタイヤの中
- 工具箱の中
- トランクの中
- 後部座席のポケット
- 座席の下
- ティッシュケースの底
- ぬいぐるみの中
GPSをかばんに隠す場合、ボイスレコーダー(ICレコーダー)の隠し場所と基本的に同じです。きちんとしたGPSで最も小さな機種(センダイムセン JIS-2000)の大きさは59mm×46mm×14mmです。ライターの大きさは25mm×80mm×11mmなので、ライター2個分より小さいです。超小型ICレコーダーの大きさはライター1-2個程度ですから、ICレコーダーをかばんに仕掛けるならば、GPSを仕掛けてみることも検討してみてください。GPSの方がICレコーダーより得られる情報がはるかに多く、分刻みの行動パターン・移動経路、ラブホテルや浮気相手の家まで一気に判明するからです。注意する点は、USBタイプなどがないため見つかったら言い訳が聞かないという点でしょうか。
夫や妻の行動・性格を考慮し、仕掛けてもバレル可能性が低そうならば、GPSは強力な証拠集めが可能です。
3.2.【重要】GPSの浮気調査で注意しなければいけないこと
ICレコーダーは購入が基本ですが、GPSはレンタルが基本です。なぜなら、浮気調査に使えるGPSは購入すると数十万円かかり、運用に毎月のサーバー代(人工衛星との通信費とお考え下さい)もかかるため個人での購入は困難です。そのため、GPSは基本レンタルすることになります。
浮気調査で使うGPSは注意が必要です。数多くのGPSレンタルサイトがありますが、そのうち使用に値するGPSを貸し出しているサイトはほんの一握りです。詐欺まがいのGPSを貸し出しているサイトが多くあります。詳しいことは、私がレンタルサイトを選んだ経験をまとめたこれが詐欺サイトだ!失敗しない追跡型GPS発信機 レンタルサイトの選び方に書いてあります。
GPSの種類や浮気調査の目的別で使えるGPS、料金などの情報は浮気・不倫調査におすすめのGPSにまとめてあります。
4.ボイスレコーダーでの録音は違法?証拠にならない?
4.1.浮気調査でのボイスレコーダーによる盗聴とGPS追跡の違法性
今回は浮気・不倫などの不貞行為の確認という目的のため、設置目的に合理性があり罪に問われることもありません。ただし、相手から不法行為として賠償請求を受けたら、賠償責任を負うことになる可能性があります。ですが、不貞行為の確認という目的のための盗聴なので、賠償するにしても微々たる金額となることが予想されます。ただし、会社の同僚と配偶者の浮気を疑いGPSやボイスレコーダー(ICレコーダー)を仕掛けたり、他人の敷地に不法侵入して車にGPSを仕掛けたりすることは明らかな不法行為です。これらは刑法に抵触し罰せられる可能性があります。加えて、刑法に抵触する行為により取得した証拠は著しく不相当などの理由で棄却される可能性が高いです。
4.2.ボイスレコーダーの音声やGPS記録で離婚できる?
浮気・不倫の離婚は「不貞行為」によるものです。夫や妻が一度は浮気を認めても、慰謝料を請求時や浮気相手に捨てられた時に浮気を否認し、離婚を拒否するケースは非常に多いです。そうなると、最終的には裁判で闘うことを視野に入れておかねばなりません。裁判にもつれ込んだ時にこちらは「肉体関係ないしはそれを推察できる証拠」を提示しなければなりません。つまり、集めるべき証拠は裁判所が不貞行為と明確に認定するものです。しかしながら、裁判では詐欺・詐称を防ぐため、不貞行為の証拠認定には非常に厳しい基準を設けています。ですから、ボイスレコーダーやGPSでの記録は、デジタルデータなので編集・捏造が容易と見做され、証拠能力は非常に弱いと判断されます。
浮気・不倫の証拠が不十分な場合、基本的に離婚請求は棄却されることが多いです。この場合、離婚請求は「不貞行為」ではなく「婚姻を継続しがたい重大な事由」で行うことになります。このため、浮気相手は勿論妻や夫からも慰謝料は望めないことが多いです。また、あなたが男性の場合、親権の取得は絶望的となります。
ボイスレコーダーやGPSのデーターは証拠として不十分と述べましたが、状況証拠としては大変有用で他の証拠の補強などの使い道があります。基本的には「ラブホテルから出てくる写真」などの証拠を補強(浮気関係の継続性)するために使われます。ボイスレコーダーによる音声、GPS記録、日記等しか証拠がない場合は、弁護士に不貞行為の証拠として充分か確認してもらいましょう。法テラスなどで無料で相談可能です)。証拠として不十分なら、ボイスレコーダー・GPSから得られた情報を利用して探偵に依頼し(信頼できる7社の探偵と依頼料金)、決定的瞬間を押さえるという流れが一般的です。
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